
どうも。安達界のプリンス(↑)
「安達です」
今回は美容師として生きている上でのお客さんについて書いていこうかなあと思います。
なんとなく気になる方は寝る前に子守唄がてら読んでください
癒し効果はありませんし目が悪くなるので寝る前以外をオススメしますが。
それではどうぞ。
『美容師>お客さん』ではなく『美容師=お客さん』という認識
『髪』であり『神』ではない

はい早速神ワードが出てきてしまいました
という冗談はさておきどういう事?
美容師とお客さんの関係っていつからかはわからないのですが「美容師>お客さん」の構図になっている気がします
なんというか神格化しているというか(笑)
自分の担当美容師が言っている事は間違いないみたいなアレです
たしかに僕らは髪の毛のプロとして商売をさせていただいているのですが、正直そのプロもピンキリだと思います
ストイックに常に新しい事をインプットしながら全力で仕事に向き合っている「本物の美容師」方もいれば、小手先の知識をあたかも自分のもののように誇張する薄っぺらい「なんちゃって」もいます
他人の頭の中の考えなんて基本的には誰もわかりません
「よし!絶対この人に似合うスタイルを提供しよう!!」
という美容師もいれば
「もうすぐお昼だしお腹空いたからアシスタントに丸投げできる施術追加しよう」
という美容師もいるって事です
さて。あなたの担当はどっち側の美容師でしょうか?
僕?僕はお客さんにお腹空いたと直接言って空腹に不機嫌になる美容師です
本当に必要なサービスとただのビジネス

よく「キューティクルが〜」とか「髪の毛の中のアミノ酸が〜」とかパッと聞いた感じ素人だとわからない専門用語を言う美容師いません?
あれどうかと思います(笑)
ダメージを受けていることとかを伝える事はいいと思います。
ただそこで終わってしまうのはおかしいですよねどう考えても
「痛んでますね〜。トリートメントした方がいいですよ〜?」でなんとなく通るこの業界は本当にチョロい商売だと思います
「むかしむかしお婆さんが川で洗濯していると大きな桃が流れてきてました。そして4人は鬼を退治しました。めでたしめでたし」
突っ込み所満載ですよね
「お婆さんよ。大きな桃どした?」「おい。4人って誰なんだ」
とか
そうです。
特に自分の中で美容師が提示したメニューに対して気になっていなかったら「私は気にならない」って言っていいんです。
わからなければ突っ込んでいいんです
そしてこう言いましょう
「どの辺がどういう感じにに痛んでます?なんか手軽にケアする方法とかありますか?」と。
そこでちゃんと自分が理解できて納得できる説明をしてくれた美容師は信じましょう
そしてなんかそれっぽい専門用語ベラベラ並べて自分の感覚で話す美容師は要注意です。
当店のシャンプー使うと〜とか言ってきたらもうビジネスです
悪いわけないじゃないですか各メーカーさんが本気で作ってくれてるんですから
これが前述した「本物の美容師」と「なんちゃって」の見分け方です
病院の先生が「あなたの病気はこの論文に書いてある通りです」と言ってるようなものです
絶対に「あぁ。なるほど!」とはならないですよね?英語とかドイツ語だろうし
僕ですか?
僕は「今月の売り上げがやばいので頼むから何か商品を買うかメニューを追加してください。さもなくば潰れますよ?いいんですか?」って懇願します
お客さんと美容師の関係性

自分がアシスタント〜スタイリスト時代に技術を教えていただいていた(俗に言われる)先生によく言われていた事があります
「お客さんとの関係に対する距離を履き違えるな」
たしかに。と思う事も多々あります
ですがちょっと違うかなと思う所もあります。
まあ単純に言っちゃえば「時代」です
今の世の中インターネットでどんな情報でもある程度仕入れられる時代です
「美容師はおしゃれの最先端」
の時代は終わった気がします
もちろんおしゃれな美容師さんはたくさんいますよ?
ただ意識的な意味でそんな古い固定観念を持っているのはこの先厳しいというお話です
ただ情報の仕入れ先をもっと広く持たないとヘアスタイルのトレンドなんて作れないし、どんどん新しいものができていって結果的に置いていかれてしまいます
ですのでお客さんと話して得た情報(ファッションや遊び方など)はカルテに使ったカラー剤を書くレベルで大切な事だと思います
(偏見かもしれませんが)例を出すと、数年前まで「朝は必ずスタバに行く」というのが「キャー!やっぱ美容師さんてオシャレの最先端〜」と言われてた時代もありましたが、そんな事は今はもう当たり前の時代でそんな事を会話に引き出してもお客さん側はなんとも思わないんです。
「毎朝スタバに行って自分はこういうカスタマイズがオススメ」という所までが今求められる時代なんです
美容師はファッションやブームに対して情報を与える立場から共有できるもっと理想を言えばそこから一歩前に出ている位が理想なのかなあと
僕ですか?
僕は賞味期限スレっスレのインスタントコーヒーのブラックを飲んでます。コスパもいいし毎回銘柄も変わるので色々楽しめていいですよ
エコ美容師こと安達です。
この先はどうなるかはわかりません。でも少なからず今の時代は「お客さん=美容師」という関係が理想なのかなと思います
友達親子が流行るなら友達美容師が流行ったっていいじゃない。と
追記ですが、連絡先を聞いてプライベートに介入しようとしてくる職権乱用クズ野郎も未だにいるらしいのですがそういう奴らはそもそも論外です
もう美容師辞めろって思います。なぜ逆に聞かれるような人間になろうと思わないのか…
あとがき
また長々と脱線しながらもダラダラと書いていきましたがここまで読んでいたいてありがとうございました
本当のプロは教えたり伝えたりするのも上手な人です。これは美容のみならずですけど。
美容師ってどうしてもお客さん側からしてみたらとっつきにくいとか素人だから美容師さんのアドバイスは絶対みたいな事を言うお客さんが多いのですが、実は自分の事は自分が一番よくわかってるもんですよ
なので思い切って担当美容師に意思を伝えてみてください
そこで自分が納得できる回答や施術が返ってきたらその人が自分の理想の美容師さんだと思います
是非、自分の良さを最大限伸ばしてくれる担当を見つけてください
では最後に有名なあの言葉で締めます
「美容室探しは、ロールプレイング!!」
それではまた
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