第二章
『選択』

とりあえず寝室のクローゼットにに隠れた(マスクをした)やはり人間吹っ切れた時が一番強いらしく、さっきまでの恐怖が嘘のように冷静になっている自分がいた。
まず家に入られた事(旭川に感染者)はもうどうしようもない。
大切なのはこの先どう彼女(コロナ)を追い返すか。もしくはバレずに家から脱出するかである。
右手に持っていたスマホで必死に最善策を探す。
そこでこれなら…と見つけた対応策は3つ
①正面から拳で戦う(特に何もせず営業継続)
②居間までダッシュして武器(今現状でやれる事をもう一度洗い直してみる)を見つけつつ戦う
③片っ端から電話をして助けを求める(国の動きを待つ)
「さあ…どうんすんだよ…おれ」
『一筋の光』

まず①は彼女(コロナ)が武器を持っているのか、本当に一人なのか等色々とわからない事(どんな症状なのか、これからどうなっていくのか)が多すぎるので却下。
②絶対的な武器になるかはわからないが、とりあえず戦ったり身を守る物(面倒臭がっていずれやろうとしていたが後回しになっている事)は確実にあるので採用。ただし、ある程度役に立つ物を考えてからクローゼットから出る
③何も考えずあまりバタバタしすぎると見つかる可能性がある(自己判断のみでの休業や来客減少を「見越して」の無駄な割引など)ので、なるべく絞る。そうなれば自ずと警察に電話(国の対応策を待つ)するというのがベストということに。
結論。③からタイミングを見て②の実行。
決まった以上、あとは動くだけだった。
『行動』

そこからはとにかく早かった。
まずは③、警察に電話(金融政策等のニュースを逐一チェック)状況を端的ではあるものの的確に伝え、すぐに行きますと言われ電話を切る。
続いて②の実行。動かずにそこで待っていてくださいと言われたものの、そうもいかない。いつ彼女(コロナ)にこの場所が見つかる(自分、身内、お客さん等の近しい人の感染)かもわからないので自分のできる限り(ホームページ作成、有料会員等)で動くことにした。
あとはタイミングを見計らって居間に行こう。
そう思った時だった。
「ギィィィ…」
「もうそコにいルのはワカってるんダよお…」
寝室の扉をゆっくりと開ける音と共に彼女が湿った声で言った(緊急事態宣言)
『本当の戦い』

もうなりふり構ってられなかった。(明日から本気でやる精神)
自分が思っていたよりも早かった。
とりあえず冷静になれ(他に目移りせず目の前のやれる事をやる)と自分に言い聞かす。
「もウ諦メなョォ…」(旭川某歯医者)
タイミングを待った。(メンバーシップコンテンツ作成)
「モう諦メで出デゴいヨォ!!!!」(北海道感染第二波)
「まだだ…」(ホームページ作成開始)
一瞬無音の時間が流れる。
「ゥフふ…ゲぇムおぉヴぁァア…!!!!!!!」
彼女(コロナ)がクローゼットの扉の取っ手を掴もうとしたその時。
ピンポーン
すると家のチャイムが鳴った
「…ッ!!!!!!!!好機…ッッ!!!!!!!!!!」
中から勢い良く扉を開けて外に飛び出した(持続化給付金受付開始)
『勝利』

「??!ッ」
「……jfjsd縺?シ壹∴rhtlm谺。蛛英v縲√◆繧澱繝√が繧「?孑縲c縺繧薙■縺奇シ帙繧杜tj繧繧斗bh!!!!!!!!!!!!!!」
明らかに彼女(コロナ)は動揺していた
そんな彼女をよそに全力で居間にあった武器(ホームページ完成)を取り鍵を開けに玄関に走る(国の金融政策申し込み、ホットペッパー一時停止等)
「これで勝った(当面は大丈夫そう)」
「今開けます!!!!!」
玄関の扉一枚向こうに立っている警察官に言った
でもこんな簡単に全てがうまく収まるはずはなかった…
「ニ…たァ……」
彼女(コロナ)が笑っていた。
「第3章」に続く
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